Apple Payを試してみた(iPhone6sとApple Watch 2)

iPhone7(日本販売)でなければSuicaタッチによる乗車はできませんがそれ以外のApple Payなら使えるはず! ということで試してみました。
(ただ2012年以降のMacを持っていないのでMacでの支払いは試せてません)
やってみてわかった注意点は後ろにまとめてあります。

◎まずは色々とりだたされているVISAブランドのクレジットカード
残念ながらiPhone6sのWalletには登録できませんのでApp内支払い、Safariによる支払いには使えません。
しかしカードによってはApple Watch 2のWalletに登録できます。できたのは三井住友カードのVISAカード(ID)とKDDIファイナスのau WALLET VISAクレジットカード(QUICPay)(SaisonのVISAカードも可能ぽいが未登録)
登録はできましたがたぶんMacでの支払いには使えなさそうです。

◎次にJCBブランドのクレジットカード
登録可能なカードだったので普通にiPhone6sのWalletに登録できました。登録できると何に使えるかが表示されるようで「AppとSafariで利用可能」「店舗では利用不可」となっていました。登録が完了するとWatchアプリのWalletに「Watch2に追加」が出て簡単に追加できます。
このApple Watch 2に登録した情報にはQUICPay以外にJCBという表示が出ているのでMacでの支払いに使えそうです。

◎次にSuicaの設定(Apple Watch 2)
残念ながらApple Watch 2だけではSuicaカードの情報をWatchに移すことはできません
Suicaアプリを使って新規にモバイルSuicaを作ることは可能です。
順番に作っていくと最後にApple Watch 2へ転送して使える状態になりますので慌てずに順番に設定しましょう。

◎注意事項など
ここまで読むと簡単にサクッと登録できそうに思えたかもしれませんが実は落とし穴がw
カードの番号などを入れて問題なく検証されると続いて認証手続きが必要になります。この認証手続きが曲者です。

カードの発行会社がいくつかの選択肢から決めたようで、三井住友VISAカードだと「VJA本人認証」アプリ、au WALLETクレジットカードだとSMSによる認証でした。

ですがSaisonカードは電話番号が表示されてそこで認証する必要があるようです。しかもなんら説明はなく電話番号が出ているだけ。実際に掛けてみると普通にお問い合わせ先の番号らしく、ガイダンスを聞いてもトップメニューには「本人認証」なんて無い。また夜だったのでオペレータ対応が無いらしくどうにもならないww

あとモバイルSuicaを作るためには初期チャージが必須で、チャージにはApp支払いに対応したクレジットカードかモバイルSuicaのチャージに使えるクレジットカード番号の入力が必要になります。そしてオートチャージを使いたいのならばApp支払いではなく直接登録できるVIEWカードが必要です。

ちなみにSuicaアプリは「Suica」という名前のペンギンがカードをかざしているアイコンのアプリです。「Suicaチャージ」ではありません。

iCloudメール、携帯メール、iMessageの違いと注意点

iPhoneには最初から2種類のメッセージ系アプリ、「メッセージ」と「メール」があり、それぞれ扱える物が違います。
それもあって初心者がわかりにくい面が幾つかありますのでそれをいくつか紹介します。

○携帯メールが使えない
 いままで携帯(ガラケー)しか使ったことのない人が悩むことが多いのがこれ。メールを使うためには最初に「メール設定」が必要です。携帯会社が設定についての案内をくれると思いますのでよく見て設定しましょう。

○携帯メールのアドレスから送りたいのにicloud.comになる
 softbankの場合やauで「MMSを利用」している場合に困るのがSafariなどのブラウザーから「メールを送る」を選んだ時。そうすると「メール」アプリが動いてしまい、携帯メールではなくicloud.comしか出てきません。
面倒ですがメールアプリに出ている相手のメールアドレスを「コピー」するか連絡先(アドレス帳)に登録して「メッセージ」アプリから送りましょう。

○SMSやMMSで送りたいのにうまく送れない
 相手がiPhoneでお互いにiMessageをオンにしている(普通に設定するとオンになる)場合、電話番号宛に送ろうとすると自動的にiMessage(Apple独自の仕組み)で送られてしまいSMSにはなりません。
同じ様にiCloudを作った時に携帯メールアドレスを使うと、携帯メールアドレスもiMessageのアドレスになるため、MMSではなくiMessageで送られてしまいます。
簡単な回避方法は「設定」アプリの「メッセージ」でiMessageをオフにすることかもしれません。

ちなみにiMessageに使われる電話番号とメールアドレスは「設定」アプリの「メッセージ」「送受信」で確認できます。
imessage1imessage2

わかりにくいiCloud(Apple ID)のアドレスはこんな感じに使えます。

 電話番号   090-aaaa-bbbb
 Apple ID   sample@domain.ne.jp
 icloudメール sample@icloud.com

iCloudメール sample@icloud.com
 ○「メール」アプリで自分のメールアドレス
 ○「メッセージ」アプリでiMessageの受信IDと送信ID(選択したら)

電話番号 090-aaaa-bbbb
 「電話」アプリで自分の電話番号
 「メッセージ」アプリでSMSの電話番号
 「メッセージ」アプリでiMessageの受信IDと送信ID(選択したら)

Apple ID sample@domain.ne.jp
 「メール」アプリで自分のメールアドレス(メールの設定をした場合)
 「メッセージ」アプリで自分のMMSアドレス(MMSの設定をした場合)
 「メッセージ」アプリでiMessageの受信IDと送信ID(選択したら)
 「設定」iCloudのサインインID
 「設定」iTunes&AppStoreのサインインID
 「設定」GameCenterのサインインID
 「AppStore」のサインインID
 「iTunes」のサインインID
 「iBooks」のサインインID

この様に色々な場所で使えてとてもわかりにくいですね。

iPhoneで撮影した写真を新しいiPhoneなどに移す方法

iPhoneで撮影した写真は他の機種と違って簡単にSDカードに入れたりはできません。そのため機種変更したときなどに移す方法をしらないと無くなってしまう事があります。

特に危険なのがiCloud(Apple)のバックアップ。
iOS8.3以降(iOS9など)の場合には「iCloudフォトライブラり」をオンにしておけばバックアップできます。ただし以前のiPhoneで撮影した写真が表示できる様に一時コピーされるだけなのでご注意を。

iOS8.2以前のiOSをお使いの方はiCloudに写真はありません。
(フォトストリームはバックアップではありません)
バックアップを取る方法は幾つかありますので事前に行いましょう。

○PCに繋いでバックアップ
 注意点 家族で共有しているパソコンには繋がないこと。電話帳などが入り混じってしまいます。

○キャリアが用意している写真バックアップクラウドを使う
 専用のアプリをインストールする事により無料で使えるの物があるのでそれを使うと良いでしょう。この場合はAndroidなどに変えた場合にも戻せます。
 注意点 MNPしてキャリアが変わると消えてしまうので使えません。

○その他のWeb写真公開サーバのサービスを使う
 Google Photoなどのサービスでバックアップすることもできます。
 注意点 設定をよく確認しないと全世界の人に写真を公開してしまうことになります。

携帯ショップの人もよく知らなかったりするので、詳しそうな知人に相談する方がいいかもしれません。
特に下取りに出す予定の人はしっかり確認しておきましょう。

ご自分のパソコンにiTunesを入れて直接繋いでバックアップするのが間違いは少ない気がしています。