iBeaconの面白さと今後の課題

一部でiBeaconという新しい通信の仕組み?が話題に上っていて、興味があったので少し調べてみました。通信手段はBluetoothですがBluetooth 4.0(Bluetooth Low Energy)(BLE LEとか書かれている場合もあります)で定められた省エネ通信の機能を応用した物です。

簡単な仕組みはBeacon(Estimote社が開発)と呼ばれる小さな機械が出すBluetoothの信号をiPhoneなど携帯端末が受信してBeaconの存在を確認し、それにより色々なサービスを展開できるものです。
Bluetoothの電波が届く範囲が10mぐらいまでなので特定の場所に行かないとそのサービスが受けられない。つまり顧客やユーザの来店を即すツールとなりうる、うまく使えばとっても面白い広告手段になりそうな物です。
来店で自動的にポイントをつけたり、特定の商品エリアに近づくと特価の案内を出したり、クレジット決済と連携させて支払いを簡単にしたりなど色々考えられている様です。

とっても面白そうなのですがプログラマーの立場から考えるとちょっと問題が。
このBeacon装置には店舗ごと(企業ごと)のID番号がついていて、アプリの中でそのID番号を指定して受信待機しておかないと受け取れないという事。つまり色々なお店が別々に展開を始めるとそれぞれのお店のアプリをインストールする必要があるのです。
アプリ自体はインストールして一度設定しておけば動かしていなくても自動で立ち上がるので手間は無いのですが店舗が増えて行くと大変な事にw

モールなどで統一の仕組みを作って枝番でお店を特定する事も可能ですが、入っている店舗によっては独自の仕組みを持ち込む可能性もあるのでそのあたりがどうなって行くのかが今後の課題かもしれません。

でもすでにEstimote社のBeaconと同じ事ができる別のビーコン発信装置も続々とでているので、気がつくと普通のサービスになっているのかもしれませんね。

Apple ID(iCloud) で多いトラブルについて

2015.9.26追記
こちらの内容は2013年11月に書かれたものであり、参考にはなりませんので下記リンク先などで調べたほうがよいと思います。

確認メールが届かない場合はこちらをみてください。

新しくiPhoneを購入した時や機種変更をしたときに必要になるのがApple IDです。Androidで言えばGoogleアカウントに相当するとても大事な物ですがトラブルの原因でもあります。
基本的なトラブルシューティングはメーカーのサポートやキャリアのサポートが参考になりますので以下のサイトをご覧下さい。
Apple ID サポート
au Q&Aプラス(Apple ID)
SoftBankモバイル FAQ
NTTドコモ FAQ

中でも良くあるトラブルについて少しだけ拾っておきます。
この多くの原因が携帯のメールアドレスを使うからなので出来る限りGmailやインターネットプロバイダーから割り当てられたメールアドレスを使いましょう。
その他ダウンロード時のトラブルを回避するためにもこちらのリンク先を見てApple IDを作るのをおススメします。最初に出てくるiCloudの作成はスキップしましょう
クレジットカードを使わずにiTunes Storeアカウントを作成する方法
iPhone3Gの初期設定をしてみた(iOS6.1.4)画像付き

(1)Apple ID登録時にくる確認メールが届かない
 PCメール(@id.apple.com)として確認メールが来るため迷惑メールフィルターの設定によっては受け取れない場合があります。
受け取れなかった場合にはフィルターを変更し、上のApple IDサポート左下の「My Apple IDにサインイン」から進んでApple IDを管理にサインインすると確認メールの再送信がありますので送りなおしてください。

(2)Apple IDの確認メールのリンクを押すとエラーがでて開けない
 iPhoneのメールの仕様なのか自動ではうまく開けない場合が多いです。「今すぐ確認」の後ろにあるとても長いURLを全部選択してコピー&ペースとしてブラウザーで開きましょう。 あるいはメールをPCに転送してそちらで開いてください。

(3)そもそも無効なメールアドレスと出てメールアドレスが登録できない
 スマートフォンが広まるまで使用できていた携帯のメールアドレス(先頭に.があったり..となってたりするメールアドレス)はそのままだと不正なメールアドレスです。そのため迷惑メールが届きにくいというメリットもありましたが現在はどんどん使えなくなっています。
携帯メールは上の(1)(2)などの問題も起きやすいのでPCメールを使う事を推奨します。

(4)アプリをダウンロードしようとすると支払い方法(クレジットカード)を入れる画面が出る
 特別な手順を踏んでApple IDを作成しないとその状態になります。クレジットカードを追加(実在する人物である事の確認のためなのであとで削除も可能)する必要があります。
iTunes Cardを購入して追加(iTunes card/コードを追加)した後なら「無し」を選べるという話もありますが未確認です。

(5)Apple IDを変更(新規に作成)したらアプリが更新できなくなった(古いIDがでる)
 ダウンロードしたAppはApple IDと繋がっているので新しくApple IDを作ってはいけません。以下のページを参考にしてApple IDを新しいメールアドレスへ変更してください。
Apple ID(主要メールアドレス)の変更方法

2014.5.1追記
(6)このApple IDは iTunes Storeで使用された記録がありません。「レビュー」をタップしてサインインし、アカウント情報を確認してください。
 これは(4)になる前の状況です。これの対処方法はauのQ&Aがわかりやすいのでそちらを見てください。クレジットカードがない場合の対処方法が何をしているかというと、作ってしまったApple IDを別のメールアドレスにしてもう一度Apple IDを作りなおす手順です。

au Q&A このApple IDは iTunes Storeで使用された記録がありませんという表示が出る

とりあえず思いついた範囲で。

Twitter,facebook,写真などでの位置情報の危険性

あるブログでfacebookの位置情報が危険という記事を見て、気がついていない人って多いのかなと思って少しだけ書いてみます。Androidについては詳しくないので他を探してくださいね。

iPhoneだけでなく携帯、スマホ、最近ではデジカメにも位置情報をつける機能があります。
デジカメなどの写真データの中に位置情報が追加されてて、アルバムソフトなどで何処で撮影したのかわかって後から写真を整理する時に便利だったりします。

でもこういった撮影場所が分かる写真をTwitter,facebook,ブログなどに載せるとその人の行動範囲などを他の人に教えることになりかねません。
同様にTwitterやfacebookのツイート、近況にも現在の位置をつける機能があり、気をつけないと今いる場所を教えてしまうことになってストーカーなどの被害にあう可能性もあります。

そこでもしあなたがiPhoneを使っているのならば次の画面の設定を確認して不要なアプリをオフにしましょう。
iOS7 設定 プライバシー 位置情報サービス
iOS6 設定 プライバシー 位置情報サービス
iOS5 設定 位置情報サービス
位置情報

地図アプリ、iPhoneを探す以外は基本的にオフで困らないはずです。
ここでオフにしてしまえばアプリで位置情報を使おうとしてもiOS(iPhone)が阻止してくれます。アプリを使い始める時に聞いてくる「位置情報サービスを使いますか」ってので「いいえ」を選べばオフになっているはずです。

必要な時だけオンにするなどうまく付き合いましょう。