iCloudの「自分のフォトストリーム」に注意

勘違いしている人がいるといけないので注意喚起です。
「自分のフォトストリーム」はバックアップではありません。
あくまでもiOS端末とパソコンとの写真の転送を手助けする機能です。

MacならばiPhotoアプリを動かす事で「自分のフォトストリーム」からMac内のiPhotoライブラリに転送することが簡単にできます(iOS端末を繋ぐ必要はありません)

じゃあもし転送しないで時間が立つとどうなるのか。
30日経つと勝手に消えます。

大事な写真は「自分のフォトストリーム」ではなくパソコンに転送して保存してください。カメラロールに残っていれば消えませんが端末が壊れたら取り出せなくなります。

ご注意を。

iPhoneのメッセージアプリとメールアプリの使い分け(違い)について

2016.4.7追記
 こちらも参考にしてください。
iCloudメール、携帯メール、iMessageの違いと注意点

2015.5.26修正追記
 全体を今の情報に修正しました。

2014.11.23追記
 auについての記述が古いのであくまでも参考にしてください。

簡単にメッセージアプリとメールアプリの違いを整理。

  • メッセージアプリ
    SMS(Cメール)とMMS(Eメールの様な物)の送受信ができます。
    (これ以外にiPhone同士でメッセージをやりとりするiMessageが使えます)
    MMSを使う場合にはiPhoneの設定で「MMSメールアドレス」を正しく入力しましょう。また設定の「MMSメッセージ」は絶対にオフにしないこと。オフにすると新着メッセージが勝手に消えます。

    メッセージの情報はiPhoneの中に保存されているのでPCなどへiTunesを使ってバックアップできます。MNPしても正しく移行すると残ります。

  • メールアプリ
    パソコンのメールソフトと同様にIMAP、Exchage、pop3を使ったメールの受信とSMTPによる送信ができます。
    またiCloudを設定すると自動的に@icloud.comのメールが設定されます。
    各社プロファイルという設定済みファイルを用意しており、簡単に使える様工夫していますが、インストールがちょっとわかりにくいです。
    複数のメールが設定されている場合はどのメールアドレスから送信するかの選択ができますが、iPhoneの設定で初期値を選ぶこともできます。

    このメールはiPhone内に保存されていません。設定を消すとそのアドレスのメールはすべて見えなくなりますが再設定すると復活できます(pop3を除く)
    MNPする場合には転送するなどしておかないとメールが消えます。

基本をふまえてキャリアごとの違いをまとめると。

auの場合。

  • 基本
    @ezweb.ne.jpのメールをどちらかのアプリを使ってやりとりします。EZwebのメールアドレスを別々に設定することはできません。両方に同じ内容を受信することはできます(送信は別々になるので注意)

  • メッセージアプリ
    auサポートからメール設定で「メッセージアプリ(MMS)でEZwebメールを利用する」を選択することにより@ezweb.ne.jpのメールをMMSとして送受信できます。
    他社やPCからの添付写真などが正しく受け取れないことがあるので、そういう用途が多い人はメールアプリの方が良いと思います。
  • メールアプリ
    「メールアプリ(Eメール)でEZwebメールを利用する」の方を選択するとIMAPのサービスとして@ezweb.ne.jpのメールが送受信できます。

ソフトバンクの場合

  • メッセージアプリ
    MMSとして@softbank.ne.jp(ソフトバンクの一般的なメールアドレス)が送受信できます。
  • メールアプリ
    Eメール(i)というiPhone専用のメールアドレス(@i.softbank.jp)が送受信できます。
    他社には同様のサービスは無いのでMNPする場合には注意が必要です。またAndroidなどに機種変更すると使えなくなります。

 ソフトバンクのメール・メッセージ(操作・設定)で説明されています。

ドコモの場合

  • メッセージアプリ
    ドコモメールの送受信には使えません。SMSの送受信とiMessageに使えます。
  • メールアプリ
    ドコモメール(spモードメールのクラウド利用)が送受信できます。
    spモード(iモード契約可)の契約のままではメールが使えないのでspモードで利用する設定(メールアドレス入れ替え設定)が必要です。またspモードメールのクラウド利用も必須です。
  •  NTTドコモのドコモメールで説明されています。

    iPhoneからiPhoneへの機種変更する時のiCloudについて

    良くある勘違いが機種変更したらiCloudも新しくする事。

    iCloudのアカウントは今使っているiPhoneのためのアカウントではありません。iPhoneを継続的に使う人のためのメーカー登録アカウント(Apple ID)なので機種を変えても変更してはいけません。
    機種変更を機会にメールアドレスを変更するのならば、iCloudアカウント(Apple ID)の「主要メールアドレス」を変更してください。Apple ID(主要メールアドレス)の変更方法

    iCloudのアカウントは普通に作ると連絡先、カレンダーなどのバックアップや写真のフォトストリーム、iPhoneを探すなどのIDとして利用されます。またiTunes & App Storeのアカウントにもなっていて、購入したりダウンロードしたアプリの履歴が記録され、アップデートの案内が出るようにもなっています。

    このように非常に重要なIDなので主要メールアドレス(最初に登録した時のメールアドレス)を変更したら必ず新しいメールアドレスに変更しましょう。またパスワードは忘れない様注意し、3つの質問と答えも忘れない様にメモして机にしまうなどしておきましょう。複数メアドを持っているのならば「修復用メールアドレス」を登録しておくのも重要です。

    不正利用の監視のためにも主要メールアドレスに届くAppleからのメールは確認し、少しでも疑問があったらメーカーのサポートページから問い合わせする事をおすすめします。
    メール自体が偽物の可能性もありますので問い合わせは必ずメーカーのページから探しましょう。

    My Apple ID
    iTunesサポート

    2016.2.27追記
    具体的なデータ等の引き継ぎ方法を書こうと思ったのですが詳しいページを見つけたのでそちらを見てください。事前に正しくiPhoneのデータを保存(バックアップ)しておく事が大切なのでお忘れなく。

    AppBank 【引き継ぎ】機種変更したiPhone 6sに古いiPhoneのデータを移す方法

    残念ながらこのページには写真のバックアップについての記述がないので別に書いてみました。
    iPhoneで撮影した写真を新しいiPhoneなどに移す方法